長形封筒(なががたふうとう)とは、フタを上にして縦の長さが横の長さの2倍程度ある封筒を指します。和封筒とも呼ばれ、日本では広く利用されています。A4、B4サイズの用紙を折りたたんで入れることが多く、定形封筒として送ることができ、郵便番号枠が印刷されていることが多い封筒です。

もっともよく使われるのは「長形3号(なががたさんごう)」通称「長3(ながさん)」と呼ばれるサイズの封筒です。大きさは120×235㎜で、A4用紙を横3つ折りにしたときにぴったり入ります。定形郵便物としては最大のサイズで、横の長さが短いので、閉じやすく、折りたたんでもよい通常の郵便物にはよく利用されます。
B5用紙を横3つ折りにしたときにぴったり入るサイズの「長形4号」や、フタを折れば長3・洋長3に封入できる「長形6号」は返信用としても最適な封筒です。

長形封筒の表書き(縦書き)

長形封筒の表書き(縦書き)

切手 封筒の左上に、まっすぐになるように貼ります。
郵便番号 枠があれば枠内に記載し、なければ右上に1文字ほど空けて記載しましょう。
住所 郵便番号枠より1文字ほど下の位置から、枠の右端に揃えて書き始めます。
和封筒を縦書きする場合、丁目や番地は英数字ではなく漢数字で記載してください。
都道府県や番地、建物名や階数も略さずに正式に記載するように心がけましょう。
宛名 住所の頭から1文字ほど下げて書き始め、なるべく個人名が封筒の中央にくるように調整し、大きく記載しましょう。
同居や下宿をされている個人宛の場合には、宛名の右上に、宛名より2まわりほど小さいサイズで「〇〇様方」と記載しましょう。

会社宛に送る場合、文字のサイズは会社名と担当部署名、役職名が同じサイズで、個人名はそれらより2まわりほど大きくなるように記載します。(株)などの省略した書き方はせず、正式名称で記載し、住所が長い場合はビル名の前、会社名や部署名が長い時は区切りがいいところで改行しましょう。
複数人に対して送る場合、役職の高い人の名前を先に記載し、担当者が複数いて役職がわからない場合は、個人の名前は書かず「営業部御中」のようにまとめて記載するようにしましょう。

  • 会社宛に送る場合は下記のように記載しましょう
    1行目に会社名
    (例:株式会社○○)
    2行目に送付先部署名
    (例:△△部□□課)
    3行目に役職名
    4行目に個人名
  • 文字数によってバランスをみて下記のように記載する場合もあります
    1行目に会社名・部署名
    (例:株式会社○○ △△部□□課)
    2行目に役職名・個人名
    (例:部長 葉跡 太郎 様)

宛名の敬称【様・御中など】の使い分けについてはこちら 》
外脇付け 外脇付けは、手紙の内容や添付書類についての説明を行うためのもので、特に注意すべき事項がある場合、封筒の表面の左下などわかりやすい部分に記載します。
代表的なのが「親展」で、「ご本人自ら開封してください」という意味です。本人以外の目に触れてほしくないものには「親展」を付けで送ります。「親展」の他に「至急」「重要」や「見積書在中」「請求書在中」「領収書在中」「履歴書在中」などのように〇〇在中と記載する方法があります。

外脇付けの書き方についてはこちら 》

長形封筒の裏書き(縦書き)

長形封筒の裏書き(縦書き)

中央に書く場合 封筒の中央に住所・会社名・部署名・名前を書いてください。その上に郵便番号を記載します。
住所の末尾と会社名・部署名、名前の下を揃えると美しく見えます。封かん日を入れる場合は左側に記載します。
※自らの氏名を中央に書くことがためらわれる場合は、全体的に左に寄せて記載しても問題ありません。
左側に書く場合 郵便番号枠がある場合は、郵便番号枠の右端から1行ほど空けて住所、その隣に名前を書いてください。
郵便番号枠がある場合も、文字の下が揃うようにすると美しく見えます。
日付 ○月○日と月日のみを書くことがほとんどですが、改まった場合やビジネスでは年号も記載することもあります。
封締め 〆マーク 封締め(〆マーク)は、封筒をとじた継ぎ目部分につける印です。重要な書類や他者に開封されるのを防ぐ目的があります。封締め(〆マーク)の種類はいくつかあり、「〆」の他に「封」「緘」、祝い事には「寿」「賀」と記載します。「〆」は「×(バツ)」に見えてしまうと相手に失礼となるため気をつけましょう。
書類や手紙の内容によって異なります。相手に失礼のないようにするために、大まかな意味を知っておくと良いでしょう。

封締め(〆マーク)についてはこちら 》

長形封筒の表書き(横書き)

あまり一般的なケースではありませんが、和封筒でも横書きで宛名を書くことは可能です。
長形封筒に横書きで宛名を書く場合は、フタが右に来るように倒し書き始めましょう。

長形封筒の表書き(横書き)

切手 切手は右上に郵便番号枠と同じ向きに貼ります。
郵便番号枠がない場合は住所、宛名と同様の向きに貼ります。
郵便番号 枠があれば枠内に記載し、なければ住所の上に記載しましょう。
住所 フタが右に来るように倒し、2文字ほど空けてから書き始めます。
和封筒を横書きする場合、丁目や番地は算用数字で記載します。
都道府県や番地、建物名や階数も略さずに正式に記載するように心がけましょう。
宛名 住所の頭から1文字ほど右の位置から書き始め、なるべく個人名が封筒の中央にくるように調整し、大きく記載しましょう。

会社宛に送る場合、文字のサイズは会社名と担当部署名、役職名が同じサイズで、個人名はそれらより2まわりほど大きくなるように記載します。(株)などの省略した書き方はせず、正式名称で記述し、住所が長い場合はビル名の前、会社名や部署名が長い時は区切りがいいところで改行しましょう。
複数人に対して送る場合、役職の高い人の名前を先に記載し、担当者が複数いて役職がわからない場合は、個人の名前は書かず「営業部御中」のようにまとめて記載するようにしましょう。

  • 会社宛に送る場合は下記のように記載しましょう
    1行目に会社名
    (例:株式会社○○)
    2行目に送付先部署名
    (例:△△部□□課)
    3行目に役職名
    4行目に個人名
  • 文字数によってバランスをみて下記のように記載する場合もあります
    1行目に会社名・部署名
    (例:株式会社○○ △△部□□課)
    2行目に役職名・個人名
    (例:部長 葉跡 太郎 様)

宛名の敬称【様・御中など】の使い分けについてはこちら 》
外脇付け 外脇付けは、手紙の内容や添付書類についての説明を行うためのもので、特に注意すべき事項がある場合、封筒の表面に郵便番号枠があるの場合は左下、なしの場合は右下などわかりやすい部分に記載します。
代表的なのが「親展」で、「ご本人自ら開封してください」という意味です。本人以外の目に触れてほしくないものには「親展」を付けで送ります。「親展」の他に「至急」「重要」や「見積書在中」「請求書在中」「領収書在中」「履歴書在中」などのように〇〇在中と記載する方法があります。

外脇付けの書き方についてはこちら 》

長形封筒の裏書き(横書き)

長形封筒の裏書き(横書き)

住所

差出人
封筒の右下側に住所・会社名・部署名・名前を記載します。
郵便番号と住所の開始位置を合わせ、住所の末尾と会社名・部署名、名前の下を揃えると美しく見えます。
日付 ○月○日と月日のみを書くことがほとんどですが、改まった場合やビジネスでは年号も記載することもあります。
封締め 〆マーク 封締め(〆マーク)は、封筒をとじた継ぎ目部分につける印です。重要な書類や他者に開封されるのを防ぐ目的があります。封締め(〆マーク)の種類はいくつかあり、「〆」の他に「封」「緘」、祝い事には「寿」「賀」と記載します。「〆」は「×(バツ)」に見えてしまうと相手に失礼となるため気をつけましょう。
書類や手紙の内容によって異なります。相手に失礼のないようにするために、大まかな意味を知っておくと良いでしょう。

封締め(〆マーク)についてはこちら 》