ヒョウタン美術館(港千尋著 牛若丸出版)

2014/12/02

全ページの外縁をワックスプラスで半透明にした、まさにオブジェとも言える書籍。
プレス発表会で、話題騒然となったのも頷けますね。まだお持ちでない方は、ぜひお早めにお求めください。 

ヒョウタン美術館

表紙を見ているだけで、只ならぬ雰囲気が。表紙カバーはグラシン紙でしょうか?表紙も何か合紙しているような?既に何やら不思議仕様です。

ヒョウタン美術館

ページをめくると…、真ん中部分だけがもともとの紙部分で、外縁をすべて半透明に透かしています。外縁部分には文字が透けていて何とも不思議です。で、本の内容ですが、ヒョウタンの歴史が紐解かれていまして、私も小さな庭にヒョウタンのタネを植えてみました。

ヒョウタン美術館

これは製本前の丁合い状態です。ノドの、糊付けが必要な部分のみ、透かしを入れずに”通常の紙の状態”として残しています。糊の接着力を最大限に発揮する工夫ですね。部分的に紙を半透明化できるワックスプラスの特長でもあります。この本を設計された方、尊敬します!

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